ぺんぎんカウンセラーの自己紹介

ブログ(ちょいと役立つ心理学)の目的

みなさん、こんにちは。
ぺんぎんカウンセラーといいます。

心理士系の国家資格である公認心理師、代表的な心理士系資格である臨床心理士、少しマイナーな産業カウンセラーの資格を持っています。

働き始めてからずっと児童発達支援を行う施設で働いており、未就学から高校3年生までの子どもたちやご家族と関わってきました。
その中で、子どもとお母さんたちが抱える困り感、生活を送ることの大変さをたくさん目にしてきました。

そこで、子育てにおける難しさを軽くするためのヒントや、子どもと関わる際のポイントを伝えるためのブログを立ち上げることにしました。

負担が減り、みなさんの心と生活が少しでも気楽になれるような情報を届けていきますので、よろしくお願いいたします!

管理人について

ここからは個人的な内容が多いので、ブラウザバックをしてくれて構いません。

さて、管理人は帯広市出身です。

8月に行われる勝毎花火大会が有名で、帯広市民17万人に対して、祭りで訪れる観光客が18~20万人になります。

最近はコロナを理由に中止していますが、開催していた頃は道路が車でぎゅうぎゅうになっていました。

人が多すぎて、道なんて歩けません。足をふまれたり体をぶつけられても大丈夫な人だけが現地まで見に行けます。私は耐えられなかったのでいつも家の屋根に登って見ていました。

駅前には長崎屋やとかちプラザがあり、現地民の遊び場になっています。とかちプラザの葉っぱの迷路には小さい頃お世話になりました。

他にも帯広には六花亭と柳月の本店があり、出来たての美味しいお菓子が食べられますし、「インデアンカレー」では帯広でしか食べられない伝説のカレーを食べることができます。

食べ物が美味しい街なので、ぜひ近くにお越しの際は帯広にも寄ってみてくれると嬉しいです。

心理士になろうと思ったきっかけ

高校生の頃にご飯を食べることができなくなりました。

厳密には食べることができますが、食べてもその後すぐに猛烈な吐き気が起き、トイレに籠もって吐くことを何度も繰り返す時期がありました。

吐き気がするほどたくさん食べているわけではありません。ただ、食べると「もしかするとまた吐いてしまうかも」「吐いてしまったらどうしよう」と不安になり、その場にいられずにトイレに駆け込む状態でした。

おそらく最初に吐き始めた頃にインフルエンザに感染していたので、その体調不良もあったのかもしれませんが、体調が良くなっても吐くことは良くなりませんでした。体は既に健康だったのにもかかわらず、吐き続けていたのです。

体重も7キロほど減り、学校も休みがちになっていました。大きな総合病院から小さな個人病院まで様々な科を受診しましたが、一貫して得られたのは「体には問題なし」という検査結果でした。

当時は、明らかに体に異常があるはずなのに何も原因がわからないことから、

「なんで?」
「どうして何も異常がないの?」
「何も異常がないならすぐに食べ物を吐いてしまう自分はなんなの?」

と不安に思っていました。

そんなときに、母が「心療内科に行ってみようか」と提案してくれました。

当時のわたしはやさぐれており、「どうせ病院なんて行っても『わかりません』『異常ありません』っていわれるだけでしょ」と捉えていました。

結果的に、体調は良くなりました。

食べたら起こる強烈な吐き気に耐えきれず吐いてしまうこと。
これまでにいくつもの病院にかかったが何も異常はなかったこと。
外出がほとんどできていないこと(吐いてしまうかもしれないという不安・恐怖から外食ができなくなっていました)。

これらのことをお医者さんに話した時、「よく今まで頑張ってきたね」と目を合わせて言ってくれたことで救われた気持ちになりました

何か現状の解決策を話してくれたわけではありません。

実際に、食べても吐いてしまうことを良くしてくれた(治してくれた)のはお医者さんでもなければ心理士でもありません。

いつも診察室に一緒にいた看護師さんからのアドバイスでした。

ですが、しっかりと話を聞き、これまでのつらさや疲れをねぎらってくれたお医者さんだったからこそ、良くなったのだと確信しています。

安直でよくある話で申し訳ないですが、

「今度は自分が誰かの助けになりたい」
「困りごとやつらさを抱えている人たちの力になりたい」

と思って心理士になりました。

本当はお医者さんと同じ心療内科医になりたかったのですが、高校では文系を選んでしまっていたので仕方なく心理士になろうと決めました。

大学で学び始めた心理学はとても面白かったので、後悔はまったくしていませんが。

パブロフの犬│古典的条件づけで苦しむ人々

看護師さんからのアドバイスで良くなったと話した吐き気の症状ですが、これは古典的条件づけによるものだったと心理学を勉強して判明しました。

みなさんは、「パブロフの犬」という言葉を聞いたことはありますか?

通常であれば、餌であるお肉が目の前にあるからこそ、犬はよだれを垂らします。

ベルの音を聞いたところで、決してよだれは垂らしません。

ところが、お肉を見せる直前にベルの音を繰り返し聞かされた犬は、次第にベルの音だけでよだれを垂らすようになります。

古典的条件づけの説明。
古典的条件づけの説明。お肉とベルの対提示。
古典的条件づけの説明。

この現象を心理学の専門用語で古典的条件づけといいます。

本来結びつかないものを結びつけてしまう現象です。

古典的条件づけは不安や恐怖と密接な関係があるため、今後ブログでもご紹介します。

さて、わたしの場合はどのような古典的条件づけだったかというと、

本来結びつかない「ご飯」と「吐く」を結びつけられてしまいました。

「吐き気」と「吐く」はもともと結びついているものです。その関係にご飯が混ざってしまいました。

古典的条件づけの説明。

ほんとうに大変でした・・・。

ご飯を食べても吐くのでガリガリに痩せていきました。どうやって良くなったのかは古典的条件づけをブログでご説明する際にお話しますね。

おわり

そんなわけで、このブログは困り感やつらさを抱えてでも何とか生活している方々の力になるべく、続けていきます。

子どもとの関わりで疲れながらも日々がんばっているお母さん、身体的には問題ないのに不調を感じている方々、みなさんの生活が少しでも楽しく、ちょこっとだけでも気楽になれるような情報を発信していきますので、これからもよろしくお願いいたします。